1955年、神戸市で誕生した丸菱石鹸は、クリーニング資材の卸販売からスタートしました。大量生産が求められる時代となり、合成洗剤が増加。そうした洗剤が、河川汚染だけでなく、衣服に残った洗剤によるかぶれを引き起こすことが問題となる中で、しだいに「丸菱石鹸で洗った服ならかぶれない」と、昔ながらの製法でつくる丸菱石鹸のクリーニング洗剤が注目されるようになりました。そこから、求められて作るようになったのが、現在まで生産が続く化粧石鹸です。
今も昔も健やかな肌のためにつくられる石鹸の製造方法は、ふたつ。「釜焚き製法」と「コールドプロセス製法」です。「釜焚き製法」は、大きな釜に天然植物油と苛性ソーダを入れ、薪で3日間焚き上げる製法。その後に約2ヶ月の熟成期間を経て、職人が手で丁寧に切り分けて仕上げます。「コールドプロセス製法」は、火を使わず、油と苛性ソーダの化学反応熱で石鹸をつくる製法。石鹸にはグリセリンなどの保湿成分が豊富に含まれ、さらに使用した油の個性を存分に生かした石鹸づくりができます。
また、化学的な香料・安定剤・防腐剤・色素などを入れず、自然の成分だけで作る丸菱石鹸は、健やかな肌を育むことはもちろん、原料調達や持続可能な農業や環境にも配慮。肌に、環境にやさしく、いつまでも使い続けられる、作り続けられる石鹸をめざしています。
品質の安全性を最優先と考え、原料は徹底的な品質管理と安全性評価が⾏われたものを選定し、製品の安全性を確保します。厳格な基準を満たさない原料は使⽤しません。
⾃然由来の原料は肌にも環境にも優しいと考え、持続可能な農業や環境保護を重視し、天然由来の原料を積極的に選定しています。また、⾃社でも原料を環境負荷に少ない⽅法で、栽培や飼育を⾏っています。
環境保護を重視し、原料選定においては、持続可能な栽培や製造プロセスが⾏われたものを選びます。また原料の選定から製品の廃棄まで、環境負荷を最⼩限に抑える取り組みを⾏っています。
社会的責任を重視し、エシカルな原料調達に努めています。⽣産者様の労働条件の改善や公正な取引を重視し、原料供給業者とのパートナーシップを築きながら、調達の透明性と公正さを確保しています。
丸菱石鹸は「世界中にここしかない使用感」をめざし、厳選した原料で、すべての工程を手造りで行います。また、合成成分を使用しないため“大量に安く”、“見た目重視で”などのご要望にはお応え出来ない場合があります。
1釜単位からの注文で、小ロット生産にも対応できます。1釜の目安は、90gの石鹸なら320個前後、80gで380個前後、100gで280個前後。石鹸の大きさや重さによって変わりますので、ご相談ください。
固形石鹸・透明石鹸のほか、ボディソープやシャンプーなどの液体石鹸の製造もいたします。主成分は、植物油由来の原料。防腐剤、合成香料、合成色素、増粘剤、発泡助剤は不使用です。肌に髪に優しい洗い上がりです。
化粧品製造販売許可を取得しているため、医薬品医療機器等法(旧薬事法)に沿った化粧石鹸としてお取り扱い頂けます。配合物によっては日用品扱いとなる場合もございます。詳細についてはご相談ください。
緑茶・蜂蜜・シルクパウダー・精油・植物エキス・鉱物粉末・温泉水・お酒・米ぬか・ホエイなど、様々な素材を活かした石鹸づくりの実績があります。それぞれの素材の持ち味を最大限に活かします。
切り出した石鹸にロゴやマークなどの刻印や、金型を使用したオリジナル形状での石鹸づくりも可能です。ブランドならではの個性を打ち出すことができます。 ※通常の石鹸の形状は立方体となります。